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令和元年度「教養講座」を開催しました
令和元年度「教養講座」を7月12日(金)に本校視聴覚室で開催しました。図書委員会主催の
本講座は、各分野の専門家を講師に招き話を聞くことで、知的好奇心を喚起し、幅広い視野や学
問探究の機会を提供するものです。
今回は富山国際大学現代社会学部の重本祐樹先生を講師にお迎えして行いました。「世界ってど
んなところ?」と題して、オックスフォード大学修士課程やケンブリッジ大学博士課程で学ばれ
たご経験から名門伝統校での学校生活の様子やご自身の目標を達成するうえで努力されたこと、
世界に目を向けて外から日本や富山を見ることの重要性などについてお話しされました。
〈生徒の感想〉
・重本先生が卒業されたオックスフォード、ケンブリッジ大学はとてもすばらしいと感じる面が
多く、そのような大学へ自分から進学を決められるということがすごいと感じました。世界には
経済格差や社会階級があり、それらによって制限されることはもちろんあるけれど、自分たちの
身近なところだけを見て、後ろ向きの選択をするのは違うのだと気づかされました。また、日本
で生活しているから安全という考えを捨てて、常に世界の動きについての情報を持っていたいと
思いました。(1年)
・重本先生のお話しの中で「わからなければ勉強すればよい」「知識は生きる力に直結する」と
いう言葉が心に残りました。自分の考えはどれほど甘いのかということがわかりました。海外に
興味があるのに、自分には無理だ、英語ができないから挑戦することを放棄してきたけど、話を
聞いてやっぱり何事も挑戦することから始まるのかなと思いました。(1年)
・一番に思ったことは“日本ってせまい”ということでした。今まで当たり前と思っていた日常が、
窮屈な世界だなと思いました。私は講演を聞いて、留学をしてもっと広い世界を見て、感じて、
体験してみたいと強く思いました。やはり、歴史が日常の生活に存在していて、それを直接感じ
ながら過ごす学校生活にとても憧れました。しかし、それを手に入れるには、それにあった膨大
な勉強が必要で、おろそかにしてはいけないとあらためて実感しました。自分の内面に持ってい
た好奇心や探究心が一気に呼び起こされたような気がしました。(2年)
・講座を聞いて衝撃的なことが多かったです。富山から海外に出たことがないので、狭い視野で
物事を捉えがちだと実感しました。世界に出てみないと経験できないような自分の心がワクワク
するようなことが世界には広がっているのだと思いました。実際に必要なのは自信と勇気で、も
っと学びたい気持ちを大事にすることで自分の可能性はもっと広がっていくものだと知ることが
できてよかったです。(3年)
・世界のこと、学ぶということをはじめとして、自分が目指すべきところ、これからするべきこ
とを学ぶことができました。いろいろな経験をしてこられた重本先生の考え方を聞き、今までの
自分の感覚が変わった気がします。よい経験になりました。(3年)