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「薬物乱用防止教室」を開催しました
7月8日(水)の5限に、3年生を対象にした「薬物乱用防止教室」を開催しました。講師は、富山ダルク寮長の鈴木氏とスタッフの高見氏です。「薬物依存症について ー ダルクからのメッセージ -」という演題でご講演いただきました。
両人ともご自身が薬物依存症者として生きてきた体験を通して、生徒へダイレクトに言葉を投げ掛けておられました。生徒も少し緊張しながらその言葉を受け止め、薬物の怖さについて改めて認識を深めていたようです。生徒たちにとって、他人事ではない薬物汚染の実態について知ることができたよい機会となりました。
生徒の感想文1
薬物依存者の方が講演をしてくださるとは思っていなくて、興味深く聞くことができました。幼い頃のいじめや両親の離婚、転校など・・・ノンフィクションとは思えないドラマのような体験談を聴いて、そういう環境におかれて精神状態が安定していない時が一番薬物に手を出しやすく、また人から薬物を勧められて断り切れない時も危険だと知りました。私は、そのような辛い経験をまだしたことはありませんが、これからの人生で一度や二度耐えがたいほど辛い状況に置かれることがあると思います。その時に薬物の誘惑がおそってきたら、追い払えるか心配になりました。お話をしてくださった方も仰っておられたように、信頼できる人や親が身近にいて、自分のことを心配してくれることが大事だと思います。「一度だけなら大丈夫、やめられる」という安易な考えが自分の人生を狂わせてしまうことをしっかり頭に入れておきたいと思います。
生徒の感想文2
薬物に手を出すと止められない、やってはいけないと言葉だけで聞くことはあっても、あまりしっくりとはきていませんでした。しかし、今回のお二人の実体験を聞いて、とても現実に起こったとは思えないようなお話で、薬物に対する恐怖を改めて痛感させられました。薬物に手を出すきっかけは、孤独感が主な原因なのかなと感じました。私も今は自分が薬物に手を出すはずがないと思っていますが、今日の話を聞く限りでは、これからの私もどうなるか分からないと恐怖を感じました。これから新しい環境になっても、心を開ける友人を作って、薬物なんかに頼ることは決してない人生を送っていきたいです。